彼のこと

私にとって彼の存在は大好きなのは
もちろんだけど
どこか寂しげで儚く
それは中学時代からのイメージが
強いせいもある。


彼は複雑な家庭環境でとても苦労していて
それはドラマや映画になるくらい。
誰も口に出さなかったけどなんとなく
みんな知ってたと思う。


勉強もスポーツもよく出来てルックスもよく
控え目な子だけど目立つ存在だった彼。
でも闇を抱えてるからか人を寄せ付けない
雰囲気もあって。


能天気なお子ちゃまな私はそんな大人っぽい
彼が何だか気になり惹かれていったんだと
思います。


彼とは中3でひょんなことから親しくなり
卒業まで密かに手紙交換したり
卒業後は違う進学先でも時々電話で話したり
知らなかった彼を知るようになる度
自分にだけは心を開いてくれているような
特別な気持ちになってました。


大人になって同級生に会えば彼について
何か知ってる人がいないか聞いてしまってた私。
彼も私と同じ20代前半で結婚し家庭を築いてる
ことが分かりました。
でも絶望的な不幸な出来事が起こってしまった
ことも知りました。


彼は「いつ死んでもいいと思ってたけど
生きてて良かった」と言ってくれたことが
ありました。


彼の気持ちに寄り添っていたい
必要ならば支えていたい
また巡り会えてこうして一緒に過ごせる事に
心から感謝してる日々です。